2010年1月15日金曜日

関西人(大阪人)は本当にセッカチなのか?

関西出身の僕は、関西以外の人から

1)関西人ってセッカチ(イラチ)ですよね?
2)関西人って面白いですよね?

この2つを言われる事がある。(特に初対面の時。)

で、今日はコレについて思った事をメモ的に投稿。

まず(1)を飛ばして(2)から。

そんなもんね、関西人であろうがなかろうが面白い人もいれば、そうでない人もいて当然だし事実そうだと思う。
(「関西人」ではなく「関西弁」なら分からなくもないんだけどね。)

ただ、「でんがな」とか「まんがな」を連呼する関西人を見かけた事のない関西人は多いと思うけど、この言葉を関西では常用されていると思っている人が多いのもこれまた事実じゃないかな?

で、今日の本題(?)の(2)について。

この、「関西人=セッカチ」の例えとして
「関西の人って動く歩道の上を歩くでしょ?」
って、良く言われる。

しかし、これは間違った認識!

なぜなら、大阪の動く歩道として有名なJR大阪駅から梅田阪急にかけて設置されている動く歩道の正式名称は
「ムービング・ウォーク(動きながら歩く)」
と言うから。

だから大阪にあるのは、あくまで上を歩く事を前提として作られた動く歩道であって、御江戸にある動く歩道とは別物って事ね。

ただのメモ的なネタなんで、「で?」的なツッコミは御勘弁。

2010年1月12日火曜日

【書評】働かざるもの、飢えるべからず。

・働かざるもの、飢えるべからず。 ~小飼 弾 著~

最近、巷でささやかれている「ベーシックインカム」ってのについて「共産主義」との違いが良く分かってなかったけど、この本を読んでみてこの謎が解けたと思う。

特に共感できたのが教育について。

【「飛び級あり、留年あり」制】についてで、学校教育につてよりも「好きなように働く社会というのは、いわば一生教育」ってトコ。

これって本当に大切な事だけど、今の世の中じゃぁ全ての人が中々現実化できないってのが悲しいかな事実って思う。

学校教育についても、ボクは別段勉強のできた部類には入らなかった(むしろ出来ない部類だった。)けど当時は
「さっさと次に行きたいなっ。」
ってジレンマもあったし、いま振り返ると逆に
「あの時もっと勉強してればな。」
って、感じる事もあったりなかったり・・・

その他では、老後の年金についてや「安心して死ねる社会」も、目次やタイトルだけ見ると誤解を生みそうな文字だけど、読んでみるとナルホドの連続だった。

第2部の仏教者アルボムッレ・スマナサーラ氏との対談も、「ベーシックニーズ」・「ベーシックインカム」について中々楽しく読ませてもらった。

仏教徒でなくても、たとえアンチ仏教だとしても興味深く読めると思う。

ベーシックインカムや社会制度については完全な正解がある問題でもないし、もちろん色々な考え方があるだろうし、むしろあってしかるべしと思うけど

・ベーシックインカムの支給金額がナゼ1人5万円なのか
・その財源がドコなのか?
・ナゼ1世帯ではなく1人での支給が良いのか?

このへんを明確に解説してるあたりは、やっぱりダンコガイ氏は天才なんだと痛感した。

何だかんだと書いてみたけど著者は表現方法も含め、かなり個性の強い方だと、彼の他の本も読んでみて感じているので、賛否はキレイに分かれるんじゃないかな?

でも
「われわれのための社会であり、社会のためのわれわれではない。」
ってフレーズにピンときたら、読んでみる価値はあると思うよ。

・働かざるもの、飢えるべからず。 ~小飼 弾 著~