2011年1月5日水曜日

『無礼講』って事について思う事。

さて2011年がやって来て
数日が経ちましたとさ。

忘年会の勢いが去りきる前に
新年会もやって来るのが年末年始の常。

忘年会や新年会に関わらず
懇親会・歓迎会・送別会なんかの席では
もちろん『お酒』がつきものだね。

で、お酒が出るとなると
もちろん乾杯もあり、その前には
乾杯の音頭をとる人の挨拶がある。

その時に良く使われる言葉が
『今日は【無礼講(ぶれいこう)】で』
って言葉じゃないだろうか?

まぁ『みんなでワイワイ楽しく過そうね。』
って事を、こういう言葉で表現してるんだけどね。

この『無礼講』って言葉を鵜呑みにしちゃぁ
後々、大変な事態になってしまう。

やはり
『親しい仲にも礼儀あり』
って先人の教えを忘れちゃぁダメだね。

『無礼講』なんて
所詮は『社交辞令』以外の何モンでも無い訳。

でもね・・・

この爆弾は忘れた頃に落とされてしまうから
本当に気を付けないとね。

この前もね
こんな事があったんだ・・・。

とある経営者仲間との会食の席で
ある経営者が僕に言った。

『お前、ホンマに守銭奴(しゅせんど)やな』

僕と同じ経営者が言ったんだ。

どうだろう。

断っておくけど、僕は別に
『雇われてる側が雇ってる側より劣ってる』
なんて、これっぽっちも思ってない。

むしろホントに本心から
『ホントに良く僕なんかについて来て頂けてるな』
と心底、感謝をしている。

人に少ない額とは言え報酬(給与)を支払う・・・。

だからね、売り上げがあっても
利益が無いと、支払えないのね・・・。

で、会社の発展の為にもイザって時の為にも
社内にお金(内部留保)を残さないとね・・・。

従業員にも取引先にも家族はいるんだ。

って事はね
従業員が1人であれ100人であれ
取引先が1社であれ100社であれ
その人や会社だけじゃなくって
その全ての人とその家族分の責任が
僕の背中には乗っかってるんだね。

そんな話しをしてたら
『お前、ホンマに守銭奴(しゅせんど)やな』
だ。

どうだろう???

酒の席でも言って良い事と悪い事は
必ずある。

そう
『無礼講』って言葉が
社交辞令であるように。

『大人げない』と言われればソコまでだが
利益を追求する事を守銭奴と呼ぶ
彼の会社の社員や取引先の事を考えると
何とも言えない気分になる。

で、コノ手の事を酒の席で
平気でクチにする人程
キレイなお酒の飲み方ができないだけじゃなく
記憶も飛ばしてしまい、自分の失態も
キレイさっぱり忘れてしまう。

こんな失礼極まりない人には
誰も次のお誘いもしない。

それ以上に怖いのが
『その失態を誰も指摘してくれない』
って事なんだね。

『人から自分の正すべき部分を指摘して貰える』

こんなにありがたい事は無い。

こんなに素晴らしいチャンスを逃したくないなら
『酒は飲んでも飲まれるな』
『親しい仲にも礼儀あり』
を、常に心して挑む事だと僕は思うよ。

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