2009年11月21日土曜日

その時、スタッフは・・・

馴染みの居酒屋さんでの事が、どぉも気になるので・・・

そのお店は、もともと常連だだったんだけど
しばらくは楽しく通わせてもらってたんやけど
あるタイミングでマスターに変化が・・・

(当時は1店舗だったので「マスター=オーナー」ね)

その変化は、周りの経営者に妙に感化されて
今のお店が流行っているのに係わらず多店舗経営に乗り出した・・・

もちろん、当時のお店はマスターの人柄で集客してたから
マスターが2店舗目にしか顔を出さないようになってから
1店舗目がどうなったかは、想像しやすかった。

で、問題はココでマスターが取った次のアクション。

現場に出ず、経営に集中すれば
また結果も変わったんだろうけど、そこで彼に誰かがつぶやいた・・・

「新規出店で金融機関から融資を引っ張って・・・
 新たに店舗を出店して、平均で損益分岐を割らなきゃ良く無い?」

で、2店舗赤で・・・1年半も待たずに3店舗目の出店と相成りました。

もちろん、金融機関の融資込みで・・・
しかも、スタッフに何も相談せずに全て事後報告。

法人だけど、ワンマン経営に案外良くあるパターン。

で、負のスパイラルは続けば続くもので
その3店舗目が、とあるテナントビルの地下。

そして上の階には、もちろん他の飲食店が入ってるらしく
「彼の店からの煙が酷い」
と、あわや営業妨害で訴訟寸前となり営業を一時停止。

そりゃ彼も人間なんで、返済もあるのに営業一時停止となれば
へこみますよね・・・

そこで彼は、ようやくスタッフに相談。

ところがスタッフからは、もちろん活発な前向きの意見は出る訳もなく・・・

彼(オーナー)はその時、僕につぶやいた・・・
「みんな(スタッフ)は、オレに何も言ってくれん。」

その時スタッフは、飲みに行った僕につぶやいた・・・
「どうせオーナーに言っても、聞いてくれないっすしね。」


経営者の、いわゆる社長業と呼ばれるモノに
「他の経営者との意見交換」
ってのは、確かにあると思う。

でもそれって、スタッフへの見せ方とかタイミングとか
色々な要素が必要なんじゃないかな?

外に出て色々と意見交換や相談・アドバイスを活発に求める時期と
内に入って、従業員との意見交換や社内規定の見直しetc・・・

社長が
「ウチの従業員は何も言ってこない。」
って嘆く時、その時従業員は
「どうせ社長に言っても、分かってもらえない。」
って、どっちも何も言わないうちから思ってる事って
往々にしてあると思った。

もちろん、楽しく飲む為に飲みに行くんで
そんなドンヨリした空気の漂うお店には、行かなくなったのは言うまでもない。

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